バルセロナが騒がしい。事の発端はグアルディオラだった。今季からバイエルン・ミュンヘンに就任した元バルセロナ監督はイタリアの合宿地で行われた記者会見でこう話した。
「6,000キロも離れたところにいて、会長には落ち着いて生活させて欲しいと頼んだけど、彼らはその約束を全く守ってくれなかった。私を攻撃するためにティトの病気を利用したことは決して忘れない」
グアルディオラがバルセロナのサンドロ・ロセイ会長や役員をそう批判した。グアルディオラは自分のイメージを悪くするため、ティト・ビラノバとの関係が冷めたのはグアルディオラに原因があるように見せようとしていた。グアルディオラはそう考えていたのだろう。元バルサの指揮官はこう語っている。
「ティト・ビラノバとは1回ニューヨークで会ったが、それ以外に会えなかったのは不可能だったからだ」
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【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める