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年々広がる経済格差
この夏はさらに各チームの経済格差が広がっている。バルセロナとレアル・マドリッドとそれ以外のチームの差は年々大きくなっており、2チームとかろうじてアトレティコ・マドリッドからは景気のいい話が飛び出しているが、他のチームからは放出の話しか聞こえない。上位3チームの後に続くであろうバレンシアはエース、ソルダードのトッテナムへの移籍の話が絶えず、セビージャはネグレド、ヘスス・ナバスなど攻撃の軸2人を放出。戦力だけを見ると彼らが2強を苦戦させ、リーガの台風の目になるとはとてもではないが考えにくい。

一方でレアル・マドリッドの報道ではとても経済危機にあるとは思えない天文学的な数字が紙面を躍っている。渦中の中心にあるのはベイルだ。トッテナムはこのウェールズ人に1億4500万ユーロ(約188億円)という値をつけているそうで、レアル・マドリッドは9800万ユーロにポルトガル代表のコエントランをつけて改めてオファーするという報道もある。クリスティアーノ・ロナウドに支払った移籍金が9600......



【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める

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