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法王に捧げる親善試合、イタリア対アルゼンチン
イタリア対アルゼンチンという夢のようなビッグ・マッチが14日、ローマのスタジオ・オリンピコで行われる。親善試合としては最高級ランクのカードだろう。実はこの試合、この春からバチカン公国で世界のカトリック教信者のトップに立つ、フランチェスコ法王に捧げられるものだ。イタリア、アルゼンチンともカトリック教信者が国民の90%以上を占める。フランチェスコ法王はアルゼンチン人だが、父親は昔、イタリア北部の街からアルゼンチンに移住したといわれ、法王にとってもイタリアは縁のある国なのだ。



この親善試合を企画したのは、アッズーリのプランデッリ監督だった。「突然のひらめき」ときっかけを話す。イタリア代表27人は12日、ローマのパルコ・デイ・プリンチピに集合し、同日夕方に最初の練習を行った。13日正午からは、イタリア・チームとアルゼンチン・チームがバチカンで法王に謁見(えっけん)することになっている。プランデッリ監督は「"もし重要な用事がなければ、14日にスタジア......



【プロフィール】
赤星敬子(あかほし・けいこ)
1969年1月14日、兵庫県明石市生まれ。神戸女子大学卒業後、91年に大阪日刊スポーツに入社。96年に退社後、サッカー好きが高じて97年1月、渡伊。99年夏からデイリースポーツ新聞社通信員として活動を始める。イタリア・サッカーやセリエAの日本人選手について、雑誌や携帯サイトなどに執筆中。イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

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