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移籍最終日のドラマの数々
9月2日がスペインでは移籍市場の最終日だった。

この日、最も目立ったのがレアル・マドリードだ。この日は13時からガレス・ベイルの入団会見が行われ、サンティアゴ・ベルナベウには新たな自分たちのスターを見ようと、実に3万人以上の観衆が集まった。前日の夜にレアル・マドリードとアーセナルの間でエジルの移籍に関して、両クラブで合意に達したと報道され、選手本人は退団を望んでいないというコメントを残していた。ガレル・ベイルの入団会見時も集まったサポーターから「エジルを売るな! エジルを売るな!」というコールが何度も起こった。フロレンティーノ・ペレス会長はそんなサポーターに対して人差し指に口を当て、「黙れ」というジェスチャーを示した。

その夜、エジルはアーセナルへの移籍を決めた。移籍から一夜明けた9月3日になってドイツ人レフティーは「監督の信頼を得られていないとわかったんだ」とその理由を語っている。アンチェロティはエジルを手元に残しておきたかったが、常時プレーを望......



【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める

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