昨年秋のこと。ニュルンベルクに所属するスロバキアU21代表ロベルト・マクが、ディーター・ヘッキング監督(当時)をツイッター上で罵り、同クラブ2軍行きを命じられたことは記憶に新しい。
そして先週、またしても同様の事件が発生したようだ。
今回問題を起こしたのは、ボランチやサイドバックなど複数のポジションをこなせるユーティリティプレーヤー、ハンノ・バリッチュ。先々週末までにおこなわれた5試合全てに先発し、チームの要として今後も出場が予想されていた同選手は、数日前のリーグ戦(対ボルシア・ドルトムント)でベンチからも外れていた。
怪我を負っていないバリッチュが、スタメンのみならず18人の出場枠にすら入らなかった事に関し、ドイツメディアが不思議に思わないわけがない。すぐさま始まった理由探しだったが、事情はほどなくして明らかになった。なぜなら、彼のこれまでのキ......
【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級(UEFA−B級)指導者ライセンスを取得。