プレミアリーグで昨シーズン7位に終わったリヴァプールが、16日に敵地で行われたスウォンジー戦で2-2と引き分け、3勝1分けで首位を保持した。1994〜95年シーズン以来の開幕3連勝で、第3節には昨シーズンリーグ覇者の宿敵マンチェスター・ユナイテッドを撃破するなど、勢いに乗っている。
今夏の移籍市場では約4900万ポンド(約78億円)を投じて主力8選手の獲得に成功し、GK1人、DF4人、MF2人、FW1人と、守備を中心に補強。開幕3戦連続無失点に貢献したのは新加入のベルギー代表GKシモン・ミニョレとセンターバックの守備を統率する副主将のデンマーク代表DFダニエル・アッガーだ。スウォンジー戦ではアッガーの負傷離脱が響いて2失点を献上してしまったが、一方でイングランド代表FWダニエル・スタリッジが4戦連続ゴールを決めるなど、好調を維持している。
この好調の理由は何なのか。その裏側にはリヴァプールのオ......
【プロフィール】
藤井重隆(ふじい・しげたか)
都立駒場高校出身。大学在学時よりスポニチ通信員として稲本潤一選手の取材を中心に記者活動を開始。2006年に ロンドン大学メディア学部を卒業し、日刊スポーツ、時事通信を経てスポーツ・ジャーナリストとして欧州サッカー界に精通。在英10年では、イングランド7部でのプレーも経験し、FAコーチング・レベル2を取得。