28日に行われたリーガ第7節のマドリードダービーで宿敵アトレティコに14年ぶりの敗北を喫したレアル・マドリード。99年以来、リーグ戦でのダービーで23試合負け知らずのレアル・マドリードだったが、0−1とはいえ内容的にも「完敗」と言っていい敗戦を受けてアンチェロッティ監督に対するバッシングが一気に噴出している。
30日の『アス』紙は「アンチェロッティは混乱を生み出した」という見出しで、「フロレンティーノ(会長)を満足させるためにベンゼマを起用している」、「モドリッチが最高の状態にも関わらずイジャラメンディを起用した」などここ最近の起用法を批判しながら今夏の監督就任会見で発した「スペクタクルを見せながら勝利する必要がある」という言葉をすでに忘れている点を指摘した。
同じく『マルカ』紙も「カルロ、どこから始めましょうか?」という見出しでレアル・マドリードの監督就任から100日が経過したアンチェロッテ......
【プロフィール】
小澤一郎(おざわ・いちろう)
サッカージャーナリスト(Periodista)。スペイン在住歴5年。主にスポナビ、クリニック、サッカー批評などで執筆中。著書に『スペインサッカーの神髄』(サッカー小僧新書)、『サッカー選手の正しい売り方』(カンゼン)。メルマガ「小澤一郎の『メルマガでしか書けないサッカーの話』」も好評配信中。