アイントラハト・ブラウンシュヴァイクが10月5日、わずか30kmほど離れた隣町ヴォルフスブルクへ乗り込み、アウェーながら2−0と完勝した。最下位だった順位に変動はなかったものの、1万353日前まで遡らなければならない1部での勝ち点3。今季初勝利を挙げた選手、監督、スタッフ、そしてサポーターは歓喜に沸いていた。
29年ぶりとなる1部への復帰を果たした同クラブだが、その道のりは散々なものだった。第7節終了時までに積み上げた勝ち点が1、そして3得点18失点という得失点差は、過去のブンデスリーガ1部の歴史上では最低の成績。
前節、シュトゥットガルトにホームで0−4の大敗を喫した試合直後、トーステン・リーバークネヒト監督が選手達に向かって「私はもう君たちを導くことは出来ない」と語ったことで、一時は「監督が辞任するのでは?」という憶測まで飛び交った。
同監督......
【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級(UEFA−B級)指導者ライセンスを取得。