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無数のカメラが映したクラシコ
カンプノウのピッチには一体いくつのテレビカメラがあるのだろうか。カメラはピッチで、ベンチで起こる些細なことを見逃さない。ニュースには全ての場面が切り取られて、放映される。



バルセロナが勝利した今シーズン初めてのクラシコで試合後、最も注目を浴びたのはセルヒオ・ラモスだった。セルヒオ・ラモスはセンターバックではなく、モドリッチとケディラの後方でアンカーの役割を任された。試合前に誰もが驚いたセルヒオ・ラモスのポジションだったが、この奇策は完全に空振りに終わった。メッシは右サイドで1対1を仕掛ける役割を担い、左にはネイマール、そして中央にはセスクが配置されたバルセロナはサイドに比重を置き仕掛けていた。ピッチ中央でのディフェスを強化するはずだったセルヒオ・ラモスのアンカー起用はさっそくつまづく。開始15分に立て続けにネイマールをセルヒオ・ラモスが倒し、イエローカードを提示されてしまったのだ。カメラにはスペイン代表のセンターバックは「1枚のカードを持っ......



【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める

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