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エンケの死を無駄にしないためにも
4年前の一昨日にあたる2009年11月10日、ドイツ代表にも名を連ね、ハノーファーで活躍していたGKロベルト・エンケが、自宅近くの線路に身を投げ自殺した。GKというポジションの特性上、まだまだこれから脂が乗ってくるであろう32歳という若さだった。



エンケの追悼番組はドイツ国営第一放送で1時間半に亘って生中継され、その死はサッカー界のみならず、一般社会にまで多大な影響を与えた。



また、同選手が過去に鬱病を患っていたこと、そして彼がその後も苦悩を抱えながらプレーしていたことなどが、テレーザ夫人の告白により明らかになっている。



アジアカップやEURO欧州選手権など各大陸の王者を決める大会、そして全世界が注目するW杯。これらは全て4年というスパンで開催されており、その「4年間」という数字はサッカー界の1つのサイクルを意味する。しかし、プロの現場を取り巻く......



【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級(UEFA−B級)指導者ライセンスを取得。

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