昨季の3冠王者バイエルンは12月10日、UEFAチャンピオンズリーグの予選グループでマンチェスター・Cと戦った。
ボール支配率はバイエルンが58%だったのに対しシティは42%、シュート数は11本に対し9本、コーナーキックも14本に対し0本と、バイエルンがシティを圧倒する素晴らしい内容だった。
しかし2点を先行しながらも、終わってみれば2−3の大逆転負け。バイエルンは2013年における3敗目を喫してしまった。
プロフットボーラーにとって敗戦の味は、いついかなる時も苦いもの。常勝軍団ともなれば、なおのことである。しかし、当の本人達にとって今回の負けは、いささか事情が違ったようだ。
ジョゼップ・グアルディオラ監督は試合後にこう語った。
「敗戦は決して良いもので......
【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級(UEFA−B級)指導者ライセンスを取得。