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1970−1971シーズン以来の接戦と熾烈なフォワード枠
奇妙な偶然を探すのがスペインメディアは好きだ。



今シーズンの最終節はバルセロナ対アトレティコ・マドリード、レアル・マドリード対エスパニョールが組まれている。この組み合わせはホームとアウェーは違うが、43年前のリーガの最終節と同じ対戦カードだ。



1971年4月18日に最終節が行われた。1970−71シーズンも今シーズンと同じようにリーガは後半戦の折り返し時点で大接戦だった。1位はバレンシアで勝点28、2位はアトレティコ・マドリードで同27、3位はアスレティック・ビルバオで勝点27。勝点1の間に1位から3位までチームが同居していた。その後、上位3チームがこんなにも接戦で争うリーガはしばらくなかった。



近年はバルセロナとレアル・マドリードの2クラブだけによる優勝争いが明確だった。バルサでもレアルのサポーターでもない人間はやっかみも含めて「こんなのセルテ......



【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める

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