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リオ手倉森ジャパン、レベルアップの動機づけにつながる敗戦
予定より1週間早い帰国となった。AFC U−22選手権に出場したU−21日本代表である。



J2リーグは2013年11月末に終了し、J1リーグも12月上旬から続々とオフに入っていた。各選手のコンディションと試合勘は、大会を戦い抜くうえで大きな障壁だった。



スケジュールもタイトだった。1月6日に開催国オマーン入りし、6日後の12日にはイランとの第1戦を迎えている。チームを率いる手倉森誠監督は、戦術を浸透させるまえに時差調整やコンディショニングを優先しなければならかった。昨年12月までベガルタ仙台を束ねていた指揮官には、ぶっつけ本番の初陣でもある。



そうした状況を踏まえれば、イランとの第1戦は評価できる。



開始7分に球際で劣るプレーが連鎖し、日本はいきなりビハインドを背負ってしまう。しかし9分、ペナルティ......



【プロフィール】
戸塚啓(とつか・けい)
1968年生まれ。サッカー専門誌を経て、フランス・ワールドカップ後の98年秋からフリーに。ワールドカップは4大会連続で取材。日本代表の国際Aマッ チは91年から取材を続けている。2002年より大宮アルディージャ公式ライターとしても活動。最新著書に『不動の絆』〜ベガルタ仙台と手倉森監督の思い(角川書店)。『戸塚啓のトツカ系サッカー』ライブドアより月500円で配信中!

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