サンドロ・ロセイの話題一色だ。2010年から7月からバルセロナの会長を務めていたロセイが突然1月23日に辞任した。きっかけは昨夏のネイマールの移籍。ブラジル人名手の移籍取引に違法があったのではないかと、ソシオがロセイ相手に訴訟を起こした。するとロセイは「ネイマールの移籍は合法的に行われた」と言いながらもバルセロナのイメージを損なうと話し、辞任。また会長職をやっている上で自身の家族も脅迫されたと続けた。会長職を続ける意欲もなくしてしまったようだ。
ロセイに代わり、副会長から会長に昇格したバルトメウは翌日にネイマールの移籍コストの詳細を発表。ネイマールの父親の承諾を得て移籍金の他に契約金、エージェント手数料、マーケティング料などを発表。結局、移籍金以外の費用も合計するとネイマール獲得に8620万ユーロ(約121億円)かかったことをあっさりと発表した。そして訴訟を起こしたソシオもすぐさま告訴を取り下げるという。まるでロセイを辞任させるためだけに起......
【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める