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“ネイマールゲート”から考えたい日本なりの正しい稼ぎ方
1月末にサンドロ・ロセイ会長が辞任する騒動にまで発展したバルセロナFWネイマールの獲得オペレーションだが、ジョゼップ・マリア・バルトメウ新会長が就任会見で説明した通り、クラブが公表してきた5710万ユーロ(約79億円)の移籍金の背後には総額8620万ユーロ(約120億円)にもなる獲得資金が存在していた。



移籍金の横領や裏金の疑惑もあがっていることから、スペイン国内では『ネイマールゲート』なる用語がメディアで飛び交っているが、改めて今回バルセロナが公表したネイマールファミリーへの支払い項目とその額の大きさには驚かされる。



純粋な移籍金以外にバルサが作った支払い項目だが、まずは契約金たるサインボーナスが1000万ユーロ、エージェントへの手数料が270万ユーロ、マーケティング料が400万ユーロ、ネイマール基金への資金援助が250万ユーロ、ブラジル国内での今後5年のスカウティング資金が200万ユーロと......



【プロフィール】
小澤一郎(おざわ・いちろう)
サッカージャーナリスト(Periodista)。スペイン在住歴5年。主にスポナビ、クリニック、サッカー批評などで執筆中。著書に『スペインサッカーの神髄』(サッカー小僧新書)、『サッカー選手の正しい売り方』(カンゼン)。メルマガ「小澤一郎の『メルマガでしか書けないサッカーの話』」も好評配信中。

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