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勝つだけじゃ許されないバルセロナ
23節にリーガでセビージャに勝利したバルセロナ。リオネル・メッシが2得点を決めて、アンドレス・イニエスタも久々に素晴らしいプレーをピッチで見せた。前節、ホームでバレンシアに敗れ、首位陥落。しかし、翌節にアトレティコ・マドリードが敗れた。そのためレアル・マドリード、アトレティコ・マドリードと同勝点ながらも得失点差で首位に返り咲いたバルセロナ。だが、クレ(バルセロナサポーター)の顔色は優れない。僕の周りのクレは毎試合後、重大な問題を抱えているかのようにゲームを振り返り、決まってこう言う。



「プレーがよくない」



リーガは首位で、国王杯も決勝進出を決めた。チャンピオンズリーグにも勝ち残っている。まだ今シーズンひとつも獲得可能なタイトルを逃していない。それでもクレの表情は冴えない。



地元メディアも同じだ。勝利しても、バルセロナのパフォーマンスが低調だったと口......



【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める

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