先週末、ブンデスリーガ第22節が開催され、最下位に沈むブラウンシュヴァイクをホームに迎えたニュルンベルクは、32分に退場者を出し、34分には先制点を奪われるという嫌な流れで前半を終えた。しかし後半開始わずか9秒後に日本代表MF清武弘嗣の豪快なミドルシュートで同点とし、その1分後にFWトマーシュ・ペクハルトが得点。2−1の逆転勝利を飾っている。
これでチームは2連勝を飾り、年明け以降5戦で4勝1敗と好調を維持しているが、そこには絶大な信頼を置ける守護神の存在があることを、決して忘れてはならない。
1−0と辛くも逃げ切った第21節のアウクスブルク戦で、こんなことがあった。
育成年代のドイツ代表としてU−19欧州選手権を制した経歴を持ち、現在ニュルンベルクで10番を背負うMFティモ・ゲブハルトが55分に途中出場。しかし「チームの約束事を守っておらず個人......
【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級(UEFA−B級)指導者ライセンスを取得。