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クレの納得がいかない敗戦
リーグ戦第25節、バルセロナはアウェーでレアル・ソシエダに3−1で敗れた。アウェーでの黒星で首位から転げ落ちたバルセロナ。地元メディアの批判の矛先は指揮官のタタ・マルティーノに集中している。ハーフタイムのロッカールームに向かうトンネルで暴言を吐き、退場となり後半はベンチに入れなかったが、批判はそんな些細なことではない。



問題はレアル・ソシエダ戦に挑んだアルゼンチン人指揮官のプラン、アイデアだ。チャンピオンズリーグのマンチェスター・C戦で、バルセロナはシャビ、アンドレス・イニエスタ、セスク・ファブレガスを起用し、決して大柄ではない選手たちがパスを回し、フィジカルに勝る相手選手たちを手玉にとり、勝利を手にした。それは前任者ジョゼップ・グアルディオラが築いたスタイルを継承したフットボールでの勝利だった。クレはクオリティーを伴った結果に満足した。



しかし、たった3日後にはそんなクレたちの満たされた気持......



【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める

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