セリエA第29節は独走する首位ユヴェントスが最下位カターニャにしっかり勝ち、3連覇の可能性がますます強まった。そこで、例年のごとくチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグ出場をかけて、残り10試合で上位チームの熾烈な争いの時期に入ってきた。今年、シーズン前の予想以上の結果を出している2位ローマと、3位ナポリのデッドヒートが繰り広げられるだろう。
もしかするとシーズン終了時に、この第29節の両チームの試合結果がターニングポイントになったと振り返るかもしれない。つまりローマはキエーヴォにアウェーで勝利を収め、ナポリは3位獲得を諦めないフィオレンティーナにホームで0−1と敗れたのだ。勝ち点はローマが「64」、ナポリは「58」と6ポイント差。しかしローマはパルマとの一戦が延期(4月2日へ順延)になっており、そこも考慮しないとならない。残念ながら23日のナポリは、試合の半分以上の時間帯を10人で戦わなければならないというツキのなさもあった。