今週、日本代表MF細貝萌が所属するヘルタ・ベルリンに勝利し、ブンデスリーガ史上最速優勝を果たしたバイエルン。ペップ・グアルディオラを指揮官に据え、昨シーズンからの進化を遂げている同クラブの強さは確かに本物ではある。しかし大枚を叩いて他クラブから有能な選手を獲得し続けるがゆえ、アンチファンからは「金満クラブ」と揶揄されることも決して少なくない。
また先日、脱税の罪で3年半に及ぶ禁固刑の実刑判決を受けたウリ・ヘーネス元会長をはじめ、クラブ幹部が時に傲慢とも取れる発言をすることから、良くも悪くもメディアを賑わせる存在だ。
そしてこの「傲慢とも取れる発言」が発端となり、ドルトムントのユルゲン・クロップ監督がピッチ外で舌戦を繰り広げている。
今から約2週間前、ドイツのスポーツ専門チャンネル『Sport1』の番組内で、バイエルンのスポーツディレクターを務める......
【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市（現・浜松市天竜区）出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級（UEFA−B級）指導者ライセンスを取得。