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立て直しを図るために必要な国王杯のタイトル
今シーズン最悪の前半を過ごしたレアル・マドリードが何とかドルトムントとのアウェー戦を終えて、準決勝進出を決めた。レアル・マドリードはファーストレグに3点差で勝利したチームとは思えないほど慌てふためいていた。敗退が頭をよぎったマドリディスタも数多くいたのではないだろうか。



失点を招いたペペ、アシエル・イジャラメンディのミスを地元メディアは断罪し、まるで助けを求めるかのようにベンチで落ち着きなく声を上げるクリスティアーノ・ロナウドを何度もフォーカスした。自ら首を占めるきっかけとなってしまったPKの失敗。ミスした張本人のアンヘル・ディ・マリアを責める声も当然ながらある。



一方、毎度のようにマドリー寄りのメディアはイケル・カシージャスのプレーを讃える。たしかにこの日のレアル・マドリードのキャプテンは決定的なセーブでドルトムントに3点目を決めさせなかった。ルカ・モドリッチと共に讃えられるべきレアル・マド......



【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める

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