日本代表MF細貝萌の所属するヘルタ・ベルリンが苦境に陥っている。
年明け後の第18節から14試合で得られた勝ち点はわずかに11で、これは後半戦におけるブンデスリーガ全18クラブの中で最低の成績。降格危機に瀕している18位ブラウンシュヴァイク、17位ニュルンベルク、16位ハンブルガーSVの3クラブをも下回っていると言えば、その絶不調さがより伝わるだろうか。
ヘルタの急降下は、指揮官ヨス・ルフカイにとっても誤算だったようで、同監督は困惑気味にこう話していた。
「リーグ後半戦になってここまで成績が悪くなることは、私自身初めてだ」
2011−12シーズンにアウクスブルクを率いていた当時、リーグ前半戦で得られた勝ち点は15しかなかったが、後半戦に23点を稼ぎだし、同クラブ史上初の1部挑戦で見事に残留を成し遂げた......
【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級(UEFA−B級)指導者ライセンスを取得。