リスボンで『マドリッド・ダービー』が行われることになった。チャンピオンズリーグ決勝にレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードのスペインの首都2チームが進出を決めた。この結果にスペイン人は胸を張る(たぶんクレ(バルセロナファンの愛称)は除かれる)。
昨シーズンはドイツの2チームが残り、ブンデスリーガの時代到来かと言われた。また各チームの力が拮抗しているプレミアリーグはリーガ・エスパニョーラよりおもしろいという声も国内でさえあった。スペインは2強の実力が飛び抜けていて「グラスゴーとセルティックだけが優勝争いするちょっと前のスコットランドリーグと同じじゃないか」と揶揄する人もいた。
それがどうだろう。今シーズン欧州最高の舞台に残ったのはスペインの2チームだ。ヨーロッパリーグでもバレンシアとセビージャが決勝進出を争っており、確実にスペインの1チームは決勝のトリノの舞台に立つことが決まっている。リー......
【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める