プレミアリーグの今夏の移籍市場は現地時間9月1日23時をもって終了した。日本代表MF香川真司がマンチェスター・Uから古巣のドルトムントへ移籍したほか、アーセナルのFW宮市亮も1年の期限付きでトゥウェンテへ移籍したことで、残った日本人選手はサウサンプトンのDF吉田麻也のみとなった。
吉田は今夏、同じポジションにいたライバルのクロアチア代表DFデヤン・ロヴレンがリヴァプールへと移籍したことにより、開幕からパートナーを組むポルトガル人DFジョゼ・フォンテと共に定位置を確保した。
一方で、サウサンプトンはオーナーが昨シーズンの好調を支えた5選手(FWリッキー・ランバート、MFアダム・ララーナ、DFルーク・ショー、ロヴレン、DFカラム・チャンバーズ)の叩き売りを含め、8月中旬の時点で一挙14選手(最終的に18選手)を放出していたことから大幅な戦力ダウンが見込まれていた。だが、ロナルト・クーマン新監督は8......
【プロフィール】
藤井重隆(ふじい・しげたか)
都立駒場高校出身。大学在学時よりスポニチ通信員として稲本潤一選手の取材を中心に記者活動を開始。2006年に ロンドン大学メディア学部を卒業し、日刊スポーツ、時事通信を経てスポーツ・ジャーナリストとして欧州サッカー界に精通。在英10年では、イングランド7部でのプレーも経験し、FAコーチング・レベル2を取得。