プレミアリーグで最下位が優勝争いをしているチームに勝つことはあるが、リーガでそんなことは今シーズンも絶対に起こらないだろう。レアル・マドリードの大勝劇を見るとその思いを改めて強くする。リーガにはどのチームが優勝するかわからないというスリリングはない。シーズンが始まる前から大体の検討はついている。
レアル・マドリードが第4節、アウェーでデポルティボに8−2で勝利。レアル・マドリードが敵地で8ゴールを決めたのはクラブ史上初めてのことで、アウェーで8得点を奪ったリーガ史上6番目のチームとなった。
レアル・マドリードの今シーズンの予算は5億2000万ユーロ(約725億円)で8得点を奪われた昇格チームの予算は2300万ユーロ(約32億円)だ。22倍の差がある。これだけの開きがあれば、大量得点で勝っても当然だ。
クリスティアーノ・ロナウドが4得点を奪って5−......
【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める