日本代表MF香川真司が所属するドルトムントや、同DF内田篤人のシャルケなど、強豪クラブが相次いで下位に低迷する今シーズンのブンデスリーガ。しかし、やはりバイエルンだけは別格のようだ。
第4節終了時には2勝2分となかなか調子が上がらず4位につけていたが、第5節で首位に立つと、2位以下が軒並み潰し合いをしてくれたおかげもあり、国際Aマッチ週間に入る直前の第7節を終えた段階では、2位と勝ち点差が4まで開いた。得失点差にいたっては18クラブ中、唯一のプラス2桁をキープという状況だ。
彼らの恐ろしいところは、現状に少しも満足しないところだろう。(これこそが王者と呼ばれる由縁なのかもしれないが…)指揮官ペップ・グアルディオラはチームを新たなステージを引き上げるべく、ブンデスリーガでは希少な3バックを導入。中盤に厚みを持たせる狙いははまり、ここまでチーム全体のパス成功率は87パーセントという驚異的な数値を叩......
【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級(UEFA−B級)指導者ライセンスを取得。