[PR]
けが人続出のインテル、マッツァーリ監督の試練は続く
ユーロ2016予選などの代表マッチウィークで、セリエAの試合は行われなかった週末だった。この時期、最も困難な状況にあるのはインテルだろう。第6節アウェーのフィオレンティーナ戦で0−3と完敗したことによって、チームの抱えている問題が深刻であるということは誰の目にも明らかだった。



エリック・トヒル会長がマッシモ・モラッティ名誉会長に相談、アドバイスを受けて緊急にミラノを訪れるなどクラブ関係者は緊迫したムードだった。そして週半ばには、イタリア大手テレビ局『メディアセット』が「インテルがデイヴィッド・モイーズ氏に興味」と、新監督候補のニュースまで出るというあわただしさだった。



ヴァルテル・マッツァーリ監督にとってさらに追い打ちをかけるように、故障者が相次いだ。FWパブロ・オスヴァルドが左太もも屈曲筋の肉離れで全治1カ月と診断され、イタリア代表チームからも離れた。復帰は来月末の“ミラノ・ダービー”と見ら......



【プロフィール】
赤星敬子(あかほし・けいこ)
1969年1月14日、兵庫県明石市生まれ。神戸女子大学卒業後、91年に大阪日刊スポーツに入社。96年に退社後、サッカー好きが高じて97年1月、渡伊。99年夏からデイリースポーツ新聞社通信員として活動を始める。イタリア・サッカーやセリエAの日本人選手について、雑誌や携帯サイトなどに執筆中。イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

《 現地発!海外記者コラム一覧